技術・サービス

「おもてなしガイド」で、ラジオの番組内容がリアルタイムにスマホで読める

FM NACK5「ミライラジオ研究所」で文字化の実証サービスを開始

ヤマハ株式会社(以下、当社)は、当社が開発するSoundUD※1対応サービス「おもてなしガイド」を活用し、FM NACK5のラジオ番組「ミライラジオ研究所」(毎週火曜25:45~26:00)のトーク内容がスマートフォンでリアルタイムに文字化される実証サービスを開始します。このサービスにより、音声を聞き取りにくい方や外国人(英語・中国語・韓国語対応)もラジオの情報を文字で読むことができます。

当社は、2018年より国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と全国16のテレビ局、ラジオ局と連携し、視聴覚障がい者や高齢者を含むすべての視聴者がテレビ・ラジオ放送の内容を理解できる平等な情報アクセスの機会を確保することを目的に、SoundUDに対応した「おもてなしガイド」によるスマートフォンへの字幕支援事業に取り組んでまいりました※2。2022年からは、FM NACK5の「ミライラジオ研究所」での過去100回の放送で音声を文字化した配信の検証を進めてまいりましたが、101回目の放送となる本年5月14日(火)25:45~26:00(5月15日(水)1:45~2:00)から、文字化の実証サービスを一般に公開します。

当社は、この取り組みで得られる知見をもとに、さらなる利便性の向上に努め、音のユニバーサルデザイン化社会の実現に貢献したいと考えています。

文字化実証サービスの概要

ラジオ局では、放送用ミキサーとSoundUDのシステムをつなぎ、番組の音声をリアルタイムに文字化・多言語化し配信します。文字を閲覧したいユーザーは、番組の公式サイト(https://www.nack5.co.jp/program/future_radio_laboratory/)などからアクセスできるスマートフォン向けのサイト「おもてなしガイド」より簡単な操作で文字情報を閲覧できます。(アプリは不要です)

ラジオ番組および文字化実証サービス

放送局 FM NACK5(FM 79.5MHz)
番組名 「ミライラジオ研究所」
内容 さまざまなジャンルからゲストを招き、リスナーとともに将来に向けたヒントを見つけていく研究所というコンセプトで提供するトーク番組。パーソナリティ―は、大野ひろみ、瀬戸優樹。
放送時間 毎週火曜25:45~26:00(毎週水曜1:45~2:00)
実証期間 2024年5月14日(火)から10月24日(火)までの当番組放送時間内限定
  • 放送時間はいずれも25:45~26:00
対応言語 日本語・英語・中国語・韓国語
公式サイト https://www.nack5.co.jp/program/future_radio_laboratory/
  • 1 「SoundUD」について
    当社が開発し提唱する「SoundUD」(Sound Universal Design)は、「SoundUDコンソーシアム」において360以上の企業や団体と共通規格化をしている「音のユニバーサルデザイン化」を実現するテクノロジーの総称です。音響通信、Bluetooth®、GPSなどの複数のテクノロジーを併用した「SoundUDトリガー」を中核技術に、音のある空間とICT機器をつなぎ、その空間にいる利用者へのスムーズな情報・サービス提供を実現します。「SoundUD」のサービス、アプリの代表例に「おもてなしガイド」があります。
    公式サイト https://soundud.org/
  • 2 関連のニュースリリース(2018年7月24日)
    全国16のテレビ局・ラジオ局と連携「SoundUD」を活用した字幕支援事業に着手
    − 総務省 平成30年度「視聴覚障害者等のための放送視聴支援事業」として採択 −
    https://archive.yamaha.com/ja/news_release/2018/18072401/
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